2020.3.6 「教育委員会」令和2年度予算特別委員会 局別審査が行われました。

「教育委員会」令和2年度予算特別委員会 局別審査

質疑内容の一部を御案内させていただきます。

新型コロナウイルスの関係で、現状では、3月3日~15日の実質9日間、休校になっており当然、この間の授業の遅れが出てきている。

この休校の期間中に関しては、学習支援ツールをフル活用するべきだと思っている。

保護者の方々にもこの「学習支援ツール」の更なる周知を行っていただきと思う。

また、手を洗う消毒液やマスクについてだが、今現在店舗では売り切れやネット上では、高騰している。

学校現場では備蓄しているのか?

今回の新型コロナもそうだが、今後の感染症対策についてのことも考えれば、集団で集まる機会も多いわけ中、備蓄も考えていかなければならない。

学級崩壊について

2月21日に第三者委員会より提出された東須磨小学校の事案についての「神戸市立小学校における職員間ハラスメント事案にかかわる調査委員会」の「調査報告の概要」の中に、当該小学校において「学級崩壊」が起こり、その対応に追われていたという記載があった。

この報告の中には、「学級崩壊」という文言が数回、出てきている。

私自身、ある小学校における個別の事案について話を聞いているが、文部科学省のHPにも「学級崩壊」は「子どもたちが教室内で勝手な行動をして教師の指導に従わず授業が成立しないなど、集団教育という学校の機能が成立しない学級の状態が一定期間継続し、学級担任による通常の方法では問題解決ができない状態」と示されている。

「学級崩壊」は放っておくと、どんどんと悪化していき、暴力行為やいじめ行為に進んでしまうケースもあると考えられる。

クラスの中でも、授業を受けたいと思う生徒児童もおり、「学級崩壊」が原因で学校に行きたくないと思う生徒もいると思う。

そこで、学級崩壊について、神戸市内の件数としてはどのくらい把握しているのか、学校現場からどの様な報告が上がっているのか?

学級崩壊を防ぐというか、悪化させないには、初期対応が重要である。担任の資質によって、対応力やスピードが異なると思うが、

担任の教員が、どうしようなく対応できない状態になり、「学級崩壊」を放置してしまうことは一番やってはいけないことだと思う。

担任に全てを任せるということはなく、学校全体でも取り組みをしているとは思うが、なかなか解消できない現実もあると思います。

私は、担任を持たない「生徒指導専門教員」を各校に速やかに配置するべきだと考えている。

そして、この「生徒指導専門教員」が他の学校の「生徒指導専門教員」との情報交換や警察や児童相談所とも連携しながら、一丸となって対策を講じる

べきであると考えるが、見解を伺いたいのと、小学校・中学校の「生徒指導担当教員」の現状の配置状況を教えていただきたいと思う。

小学校では、生徒指導担当教員が、163校中、14校しか配置されておらず、149校は配置されていないとは、驚きだ。

配置拡充が早急に必要であり、今後検討いただきたい。

教職員の働き方改革について

今年1月に「小中学校における教育活動等について」という方針が示され、

・小学校は成績通知表の所見欄の簡素化、中学校は所見欄の廃止。

・入学式・卒業式・運動会・音楽会・文化祭などの学校行事の見直し。

・宿泊を伴う行事の見直し。など

教員の働き方改革の観点から段階的廃止など、様々な教育活動の見直しや地域への協力依頼などの内容が発表された。

教職員が一人一人の子供と向き合うために「働き方改革」を進めるということだが、内容を見ると多くの項目を見直すことばかりが並んでおり、子供達のメリットよりも働き方改革を優先している印象を受ける。

子ども達は、学期間に勉強以外にも運動会や音楽会や校外学習など、それらに向かって練習をしたり、友達同士の助け合い精神や協調性を養うことができると思う。

少子化の時代だからこそ、子供の学校生活を先細りさせるのではなく、外部人材の活用やICT導入などの整備も行いながら、子供にメリットがあるように、見直しを行う内容を精査していく必要があると思うが?

私は働き方改革を進めていくには、小学校における「教科担任制」の導入を検討していくのも方法の1つだと思う。

授業の組み立てにより、教員も空き時間が取りやすくなると思うし、科目ごとに教員が変わることにより、学級に複数の目が入るとともに、先程質疑した「学級崩壊」の抑止にもなると思うがいかがか?

中学校給食について

来年度から中学校給食を半額にするという予算が組まれている。

軽減される半額のお金は、税金で負担されるのであって、民会会社ならば売上を上げ広告を含めたキャンペーンなどを行うことはあると思うが、この件の負担は税金が使われることになる。

給食を食べてもらうに、まずやらなくてはいけないことは、温かい給食・味を美味しくすることは重要であり、アンケートの調査結果にも出ている。

・明石市は、中学校給食無償化。段階的に小学校も無償化する方向。

・大阪市は、小中学校の給食無償化を検討しているとのことでだが、

どちらも全員喫食だ。

値段を半額にするということは、段階的に進んでいくのであれば、まだ先の段階だと思いますがいかがか?

実際に、教育委員会が作成したチラシを見た保護者からも、値段はそのままで良いから美味しい給食を食べさせてほしいという意見を聞く。

今回の半額化によって、本当に喫食率の向上を維持することができるのか。

一度、下げた値段をまた元の値段に戻すことは難しいと思うが、期間限定で行うのか、いつまでやるのか聞きたい。

今回、温かい給食を提供するために予算を計上されていないがこれまでも要望してきた、「温かい給食」の提供するための「保温カート・保温食缶の導入・

親子方式の実証実験」は、いつ、どこで、どのように行うのか伺いたい。

今回の半額化については、給食を食べる児童だけが恩恵を受けられるものであり、実施方式の見直しを踏まえた全員喫食について、早急に検討を進めるべきであると思う。

全員喫食をすることにより、調理事業者にとっても製造量が明確になって、安定的な供給やメニューや味の向上などにつながると考える。

中学校給食の全員喫食は今後検討していただきたいと思う。

スクールカウンセラーの運用について

スクールカウンセラーについて、先日、ある小学校の視察をさせていただいたのだが、学校現場では、カウンセリングルームの入り口に何も書かれていないなど分かりにくく、部屋の中にもパイプ机が1つ置いてありパイプ椅子があるだけの殺風景だった。

子供にとって相談しやすい空間になっているか疑問がある。

昨年10月の本会議でも質問したとおり、担任や教頭を介して予約をし、カウンセラーに直接連絡できないが、部屋の工夫を含めていつ頃変わるのか?

悩んだらすぐに相談が受けられるように、児童生徒にしっかり周知を行うほか、カウンセラーに直接予約できる仕組みを早急に構築していただきたい。

また、カウンセラーとも相談し、カウンセリングルームの内装についても児童が落ち着けるような空間になるよう工夫するなど、児童がより相談を受けやすくなるように改善していただきたいことを要望する。

「学級崩壊」の問題についても、初期対応としてスクールカウンセラーの役割は重要であって、児童生徒の様々な悩みの解決のため、積極的に活用していくべきだと思う。

学校現場の無線LAN設備について

・ITC活用した授業

・プログラミング授業

・ダブレットによる授業

・ALTの授業

これらに対して、無線LAN設備は必要不可欠である。

令和3年までに整備することになっているが、これは前倒しして整備していく必要があると思う。

今後、改修される校舎に対しては、改修時に無線LANの整備を行うべきであるし、出来るところからどんどん前倒しで整備していただきたいことを要望する。

 

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