2020.3.4 「こども家庭局」令和2年度予算特別委員会 局別審査が行われました。

「こども家庭局」令和2年度予算特別委員会 局別審査

質疑内容の一部を御案内させていただきます。

◆新型コロナウイルスに関して、学童保育を行っている児童館などに対して、消毒液を使い手の消毒や机など手に触れる場所の消毒の指導はおこなっているのか?

◆消毒液の確保は大丈夫なのか?

◆こども家庭センターの夜中に小学校6年生を帰した問題だが、有識者による「在り方検討会議」が開催されるとのことで、4月を目途に結論を出すということだが、現場の責任者である大野センター長が、どう考えておらえるのかお聞きしたい。

有識者による会議よりも現場が今回の対応に対して反省は勿論、例えば人員が足りていないといった、現状の環境の見直しを改めて行うことも必要ではないかと思う。そしたことも踏まえて、今後どう変わっていくのかが重要であると思う。

1.保育所における給食の安全性について

昨年8月、神戸市内の食肉卸売会社が焼肉店に対し、「交雑種」を「和牛」と偽り販売していた旨の報道がなされ、兵庫県も刑事告発した。

公立保育所等においても当該事業者から食肉を購入しており、この件については、議会においても「市立保育所の子供達の安全安心な環境の確保に関する陳情」が採択され、維新の会からも、子どもたちの食の安全・安心の確保に向けて、当該事業者に関して「こども家庭局」へ徹底的に調査するとともに、速やかに保護者説明を行い、さらに公表することを要望している。

販売業者は、・固体識別番号の間違い・産地表示の間違いがあり、

・近畿農政局

・兵庫県立消費生活総合センター

・兵庫県食肉公正取引協議会

から指摘・指導を受けていたことを自社のHPでも認めている中、

現在、当該事業者からの購入は取りやめているものの、なぜ、すぐに取引を中止しなかったのか。改めてお聞きしたい。

その後、こども家庭局は調査を行いましたが、これは会派のほうからは指摘させていただいているが、調査のやり方については全く納得のいくものではなかった。

そして何より大事なことは、今後、いかにして子どもたちが口にする給食の安全性を確保するかである。

この点に関して、取引業者の選定方法についても、より厳格な管理運営基準に関するガイドラインを策定することをあわせて要望しているが、現在の検討状況、そして、いつまでにどのようなガイドラインを策定するのか、具体的にお示しいただきたい。

当局からの説明の中で「当局はあくまで消費者である」という姿勢だが、給食を食べているのは子ども達であり、消費者は子ども達である。

子ども達も保護者も、食べるものを選ぶことができない。

「自分たちは消費者である」という認識で、本当に子どもたちの食の安全を考えているのか疑問である。

現在、給食食材の購入業者は、入札等を伴う経理契約ではなく、いわゆる随意契約である。

それでは公平性が担保されず、特定事業者との癒着が疑われても仕方がない。

早急に契約方法を見直すべきだと考えますがいかがか。

子ども達に何かあってからでは遅いということは、言うまでもない。

早急にガイドラインを策定するとともに、契約方法の見直しを行い、子どもたちが安心して給食を食べることができる環境をつくっていただくことを強く要望する。

2.こべっこウェルカムプレゼントについて

昨年9月の補正予算において、神戸市人口減少対策「リノベーション・神戸」の取り組みの一環として、「こべっこウェルカムプレゼント」事業を打ち出している。

https://kobecco.jp/html/page3.html

神戸市内で新たに赤ちゃんがお生まれになられた世帯に対して、第1子:1万円、第2子:1.5万円、第3子以降:3万円相当のカタログギフトをお送りするというものだ。

「子どもが生まれたご家族を祝福し、神戸の魅力がつまったプレゼントをお贈りする」とのことだが、まずはじめに聞くが、なぜこの事業が人口減少対策なのか?

令和2年度予算案として約2億円の事業費が計上されているが、この事業をいつまで継続する予定なのか。

効果が不透明であると感じる。事業効果をどのように評価するのか。

2億円あれば、もっと他に拡充すべき子育て施策があるのではないかと思うが、いかがか。

2020/01/23こべっこウェルカムプレゼント サイトが開いているが、品物の中には高級な衣服やおもちゃが含まれている。せめて、おむつやミルクなど日常的に必要なものをもっと入れていくべきだと思う。

・業者の選定方法と選定基準はどうなっているのか?

我が家もそうだったが、主婦の方々は、ホームセンターやドラッグストアを回り、おむつが1枚幾らかと計算しながら、購入している方も少なくない。

ドラッグストアなど普段、日常消耗品を購入している店舗で使えるバウチャーをお渡しするほうが、喜ばれると思うがいかがか?

私は、少しやり方や内容について見直す必要があると思う。

それと渡し方だが、簡易書留による郵送をするのではなく、例えば、出生後4か月までに全ての家庭を訪問する新生児訪問指導の時にお渡しするのはいかがか?

以前にも質疑したが、新生児訪問に関しては、子育てで忙しい、精神的に疲れている、家を片づけたり、全く面識のない人が事務的な対応に時間を取られるだけという意見があった。

簡易書留の郵送費(通常運賃+320円)も削減できるし、新生児訪問時にお渡しし、御意見をお聞きするなど効果的な手法を検討していただきたいと思う。

3.保育人材確保について

令和2年度予算案において、業務負担を軽減するため、ICTを活用し、業務負担を軽減するとあるが、同時に保育士の数と質の確保が重要であると思う。

保育人材の確保・定着支援のために、

  • 一時金給付や宿舎借り上げ支援
  • 奨学金返還の支援 など、

様々な施策に取り組んでいるが、小手先の支援に過ぎない印象を受ける。

人数に限りがある、保育士養成学校の学生や潜在保育士を都市間で奪い合うのではなく、例えば、卒業後市内で保育士として働くことを前提とした「神戸市立の保育士養成学校」を設置し、授業料は大幅に減免するなど、本市における新たな人材育成、人材確保、そして、卒業後に即戦力となるように現場の方々にもインターン制度などの新人育成に御協力をしていただく。など

もっと抜本的な対策が必要なのではないか?

例えば、この「保育士養成校」を大赤字の海岸線沿線に設置するなど、全市的な課題の解決という観点からもぜひ検討していただきたいと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です