2019.2.22 経済観光局 予算特別委員会にて質疑致しました。

経済観光局 予算質疑内容 
まず、神戸観光局のFacebook「visit kobe」フォロワーが10万人突破したとの新聞報道があり、素晴らしいことだと思う。
1.調査に基づく「観光戦略」について
人口減少していく中で神戸の活性化を考えると、
●国内からの観光客の集客、
●インバウンドの集客増加、
どちらにも、力を入れる必要がある。
重要なのは、神戸を訪れた方々が神戸を見ていただき、そして、どれだけお金を使っていただくかである。
国内旅行者について見れば、国内観光客向けの動向調査を行っている。神戸で宿泊しているのは、19.1%と少なく、また減少が続いている。
この数値から見ても、国内旅行者に「神戸」で宿泊していただく「目的の提案」を考える必要があるのではないか。
そこでお伺いしたいのが、先程言いました様に、国内観光客向けの動向調査は行っているが、
インバウンドに対して、「例えば、」
・何を求めて神戸を訪問しているのか。
・神戸の何処に行っているのか。
・どのような消費をしているのか等、
客数だけでなく、その中身について傾向を分析し、今後の施策に活かしていくことが重要であると考える、
当局として、その様な調査は行っているのか?
現在、約134万人がインバウンドの集客があり、マーケティングディレクターと共に、2020年には、200万人のインバウンド集客目標としているが、
どのようなプランを立てているのか、長期的なプランも含めて、伺いしたい。
(再質疑1)滞在型観光の推進について
他都市へ行く為に「神戸」をただの通過地にしてはいけないわけだが、ご存知のように海外からの旅行者はもう、市街地で買い物をするといったことは求めていない。
食事や観光もそうだが、自分の国で体験のできないことをしたいというニーズに移行している。
そういった意味でも、「神戸ならでは」のレジャーや体験を外国人観光客へ積極的にPRし、滞在型観光につなげていくことも重要であると考える。
また、ラグビーワールドカップにおいて試合の前後を含めての滞在が期待され、今後の戦略マーケットと位置づけている欧米豪の滞在型観光を推進する上でも施策の有効性を見極める絶好の機会であると考えるがいかがか?

(再質疑2)六甲山における周遊施策について

インバウンドの滞在型観光を推進する上で六甲山は魅力あるコンテンツの一つであると考える。
また、「観光動向調査」を見ても、国内旅行者も六甲・摩耶エリアに来ていただいている人数が多く、車やバイクで来られる方々は47.6%という数字も出ている。
山上には魅力ある施設が多数ある一方で、現状は山上の施設間でそれぞれ駐車料が必要となっている。
山上の施設において、例えば、共通で使用できる一日駐車券を発行したり、平日は駐車場を無料にしたり、分かりやすい看板の設置など、六甲山上において周遊をうながす仕組みが必要だと思う、見解はどうか?

●六甲山上での回遊性や魅力のアピール、施設の活用の見直しを図り、六甲山に来ていただけるように考えていただきたいと思う。ラクビーワールドカップもそうだが、東京オリンピックや万博も開催される中、神戸には多くの外国人の方々が住んでいるのだから、そういった方々から看板の文言など意見を聞くなどすることも有効だと思う。
また神戸市には唯一の国宝である、太山寺(たいさんじ)があり、近くに温泉もあるので是非
そちらに行って頂きたくと思うし、2次交通の案内も含めて、積極的に国内旅行者やインバウンド集客の施策を立ててほしいと要望する。
2.商店街の活性化について商店街や市場においては、場所や規模・店舗構成など、抱える課題もそれぞれ異なる。
商店街や市場を活性化していく上で、それぞれの課題や個性に応じた支援策が
必要になると考えるが見解は?

(再質疑1)商店街における地域団体・学校との連携 地域商業活性化支援事業について
商店街・市場と地域との連携について、商店街・市場が地域に根ざした取組みを進める上では、地域団体や学校等との連携は非常に重要であると考える。
例えば、商店街のイベントやお祭りなど積極的に子供達や保護者が参加できる環境があれば、商店街の活性化にもつながると思う。
兵庫県でも
「商店街元気づくり事業」
「商店街コミュニティ機能強化応援事業」
など商店街支援事業を行っている。
神戸市の「地域商業活性化 支援事業」においては、平成29年度から具体的にどのような成果が得られたのか。
また、このような取組をさらに進めていくべきと考えるが見解は?
(再質疑2) アーケードについて
商店街の活性化も必要だが、商店街にはアーケードがあるところが多い。
このアーケードだが、メンテンス費や電気代は商店街から会費を徴収し維持をしている。
現在、商店街は店舗から、マンションやアパートになっているところが多くなってきており、
管理会社がないワンルームの賃貸集合住宅からは、会費を徴収することが難しいという話を聞くことがある。
こういった日々かかるアーケードの固定費や修繕費、または、アーケードを撤去することに対しても補助があれば良いと思う。その辺りはいかがか?
●アーケードがあることにより、雨の中でも買い物をするのに、大きな役割があるが、その反面、維持費や撤去費が高く商店街では積み立てをしているとのことである。説明の通り、補助があれば大変助かると思う。
商店街や市場は地域住民にとって、買い物をするだけではない、地域の方々は顔を合わせたり、交流の場の1つとして重要な役割がある。
現在、空き家問題が神戸市にとっても重要な課題となっているが、空き店舗も大きな問題である。
アーケードの補助に関しては、商店街にとっても良いことだと思うし、今後とも、商店街や市場の活性化と空き店舗課題など時代の変化によっての問題についても積極的に取り組んでいただきたい。
3.在宅ワークについて
国においても「働き方改革」により長時間労働の是正等が求められている中、様々な背景を持つ方が場所や時間に捉われずに働くことができる在宅ワークは今後ますます重要になると考える。
しかし、在宅ワークは個人のスキルが重要だと思うが、当局において「多様な働き方の推進」として、企業や市民を対象とした啓発、スキルアップのためのセミナー等を実施しているが、現状の成果、今後の展開についてお伺いたい。
●在宅ワークとテレワークの違いは、会社に属しているか、いないかであり、テレワークは会社に属して、オフィス以外で仕事をしていますが、在宅ワークは個人事業主として、働いている。そのため、個人のスキルが重要である。
しかし、子育てや介護等により、家を空けることができず、外出してのセミナーには参加できないという声もある。例えばセミナーの動画をネットで自宅にて見ることができるなど、在宅ワークの環境作りは重要だと思う。
是非とも、環境づくりとスキルアップを支援していただきたいと要望する。

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