2018年3月8日 交通局 予算特別委員会にて質疑を行いました。

201838日 交通局 予算特別委員会にて質疑を行いました。

1.交通事業における人件費についてお伺い致します。

安定的に交通事業を運営していくためには人件費の削減は重要な課題であり、我が会派からは、これまでにも交通局に対して、人件費削減に向けた取り組みについて質疑を行なってきたところであります。

そのような中、30年度予算においては収支構造の改善に向けて、局採用職員の基本給から5年間は5%カットその後は10%カットという、給与カットを行なうという決断をされたことは、一定の評価をさせて頂きたいと思います。

まずは、自動車事業会計及び高速鉄道事業会計の30年度予算における人件費について、給与カットによる効果額も含めて、それぞれ、どのような内容となっているのかお伺い致します。

神戸市交通局のバス運転士や地下鉄職員の平均年収は、他の公営交通と比較してもトップクラスと思いますが、今回、給与カットを行うことで、どの程度になる見込みなのでしょうか?

「神戸市営交通事業経営計画2020」では総人件費および一人あたり人件費を抑制するため、勤務の効率化等による時間外勤務手当の縮減を図るとあります。

この時間外勤務手当の縮減に向けてのこれまでの状況はどうなっているのでしょうか?

また、30年度予算においてはどのように盛り込まれているのでしょうか?

30年度から実施する給与カットという手法は、基本給が低減することにより時間外勤務手当の縮減の一助になるものの、時間外勤務自体を縮減することには何ら効果がないと思われます。

こんなことは無いとは思いますが、給与カットされた分をおぎなうために、時間外勤務が増えてしまうようでは、意味がなくなってしまいます。

時間外勤務の縮減に向けた実効性ある取り組みについてどのように考えられているのか、交通局の御見解をお伺い致します。

時間外勤務に関しては全国的にも多くの問題が起こっております。

市バスの運転には大型2種免許が必要で、高齢化の問題などもあり、運転士の方々の確保も大きな課題であると思います。

運転士不足になれば、路線や運行回数が削減される事態にもなり兼ねないという問題もあり、バスの完全AT化や女性専用の休憩所の設置など、女性が働きやすい職場の環境を整える事により、若い人達や女性の運転士の確保も必要であると思いますが、

御見解をお伺い致します。

(要望)市バス・地下鉄ともに市民の方々の足として、なくてはならない存在であり、そういった中で、この度の人件費カットは、交通局としては大きな決断だったと思います。

一方で、民間や他都市と比較すると、給与カットを行っても、依然として平均年収は高水準にあると言わざるを得ません。

さらなる縮減に向けては、実効性ある時間外勤務に向けた取り組みを進めていただきたく、今後も我が会派としては、その状況について注視をしていきたいと思います。

2.適切な市バス路線のあり方についてお伺い致します。

市バス路線図を見てみると、過去からの経緯の積み重ねなのだろうと思うのですが、非常に数多くの路線が複雑に市内をめぐっています。

また、30年度予算においても、いくつかの路線の新設や変更が予定されています。

一方、高齢化の進展などにより、市バスに寄せられる期待は大きくなっています。

「南北交通を強化してほしいや「現在バスが通っていないので新たに通してほしい」など、バス路線に対する地域の声は、数多く聞くところであります。

まずは、どのような考え方で市バスの路線を設定しているのか、交通局の御見解をお伺い致します。

市バスへの期待の声が多い一方、乗客者数は減少の一途をたどっています。

道が狭くバスが通ることができないことや、坂道がきつくてバスの底をするなどの問題から入り込めない場所もあり、市民のニーズがありながらも、それをきっちりと路線設定にいかせていないためではないかとも感じています。

乗降データ

交通調査

各種アンケートの実施

など利用者ニーズの把握に向けた取り組みが30年度予算においても盛り込まれていますが、今後生き残っていくためには、こういった利用者ニーズをもっと路線設定にいかしていかなくてはいけないのではないかと考えますが、交通局の御見解をお伺い致します。

人口減少や高齢化が進展する中、都市のコンパクト化を図り、持続可能なまちづくりを推進するため、神戸市でも立地適正化計画の策定に向けた検討が進められています。

まちづくりにおいては、地域の交通は重要な要素のひとつであり、まちの有り様が変化していく中においては、当然、その地域の交通も適切に変化させていく必要があります。

この立地適正化計画策定に向けて、交通局としてはどのように関わっていくのか、御見解をお伺い致します。

3.市バス運転士の運転マナー向上についてお伺い致します。

昔と比べると格段に運転士の方々の運転マナーは良くなった部分もあるとは思いますが、依然として、市バス運転士の運転マナーによる苦情の声を聞くことがあります。

また、先日、市民の方からの御意見が我が会派のほうへ届きましたので、頂いた

内容をご紹介させて頂きたいと思います。

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市民の意見

「神戸市バスについて何とかならないものかと考えメールさせて頂きました。

接客態度が悪いなど苦言は多々ありますが、バス停での早発が非常に多い事と、片手運転をする運転手も時々見受けられるのです。

 早発は例え30秒程度であってもその例え30秒で乗れるお客さんもいるわけですから絶対あってはなりません。ちなみに私が見た中で1番の早発は2分です。

 次に片手運転ですが、

 片手であっても安全を確保できれば違法にはなりません。しかしながら、公共交通でありお客さんの命を預かっているわけです。その自覚の無さが現れてると考えます。

 今、神戸市バスはほとんどの営業所が委託営業になってますが、これら私が見た

「ええ加減な働き」をする運転手は皆直営の運転手です。委託営業所の運転手はみんながみんなとは申しませんが比較的以前より接客程度も運転も良くなったなと肌で感じますが、逆にそちらが良くなった分、直営のいい加減な仕事が際立つようになったと感じます。

これは改善がなされないのであれば民営化とまではいかなくとも、

 全路線委託が望ましいとイチ利用者として考えます。

 是非、市議会で取り上げて頂ければ幸いです。」

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こういった御意見のメールを頂きました。

運転士の方は、バスを発信させる際、危険防止のために車体右側のサイドミラーを注視しているので、なかなか左側サイドミラーを同時に確認することは

難しいと思います。が市民の方々にとっては、このしたケースでも市バスの評価につながることもあると思います。

市バス車両は大きく目立つうえに、神戸市のマークを付けて走っているものであることから、他の模範たる運転をしていただきたいと考えますが、

市バス運転士運転マナー向上に向けてどのように取り組んでいるのかお伺い致します。

(要望)さまざまな取り組みをされていることは理解しましたが、なかなか目新しいものは無いように感じます。

今後も、交通局として、新しい取り組みへの調査や研究を行い、導入していくことで、一層、運転士の運転マナーの向上に努めていただきたいと要望させていただきます。

4.市バスの車体広告について お伺い致します。

神戸市バスでは、おなじみの緑と白のカラーで、市民から愛着を持たれていると思います。

なかには、バスの車体全体に企業広告やイメージカラーのものがあるのをしばしば目にします。

私自身、この車体広告はとても効果のあるものだと思っております。

ですので、この効果を神戸市の広報として利用できないでしょうか?

例えば、先日の環境局の質疑にも出ました、

市民の方々に対して地球温暖化対策運動「KOBE COOL CHOICEなど市民の方々へ環境意識への啓発に利用するといったものです。

他局と連携をとり、神戸市から市民の方々へ施策や宣伝などを周知して頂くために活用するのはいかがでしょうか?

御見解・御意見をお伺いさせて頂きます。

6.ボンネットバスについてお伺い致します。

 昭和47年に運行を終えるまで、わずか3台だけ神戸市を走っていたボンネットバスが「こうべっこ2世号」として復活したという報道を先日、目にしました。

シニア世代らの人気を集め東京から駆け付ける人がいたらしいです。

今年の3月3日に、市民講座「灘大学」の参加者向けに灘区を走ったとのことです。

また、昨年6~9月には、兵庫区・長田区を巡るお買い物ツアーを企画された際は、320人の定員に対して1400人の方々の申し込みがあり、多くの方々が楽しまれたとのことです。

これは、大変素晴らしい企画であり、私は、この記事を読み、神戸への観光客は、インバウンド以外にも国内にも目を向け

こうした企画を定期的にするなどの取り組みをしたら神戸市バスのイメージアップのほか、歴史のある神戸の宣伝にもつながると思うのですが、3月3日に行われた感想や今後の企画などございましたら、教えて頂きたいと思います。

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