こども家庭局 令和元年度決算特別委員会 局別審査にて質疑を行いました。

こども家庭局 令和元年度決算特別委員会 局別審査

 

1.神戸市こども家庭センターの警察官配置について

神戸市こども家庭センターでは、警察との緊密な連携を図り、より迅速な対応を行うため、現職の警察官を児童虐待対策担当課長として新たに配置することとなった。

こども家庭センターでは過去に数々の問題が起こってきたが、現職の警察官を配置することで、どのような課題に取り組んでいくのか。

(再質問1)

児童虐待事案においては、関係機関と連携を図ることが重要であり、子ども達の安全確認および安全確保、そして、迅速かつ適切に対応を行っていく必要がある。

現職の警察官が配置されることにより、警察官の独自の経験やノウハウなどのスキルを利活用できるメリットがあると考えられるが、いかがか?

【要望】

警察との情報共有を迅速かつスムーズに行い、初動対応にも役立ててもらいたいと考えており、また、さらなる連携に向け、例えば警察と児童相談所との合同研修や情報交換も行っていただきたいと思う。

 

2.保育所における給食の安全性とガイドラインについて

先日、精肉販売会社の社長が8月に逮捕・9月に起訴された報道があった。

昨年本事案の発覚を受け、我が会派から、子どもたちの食の安全・安心の確保に向けて当該事業者に関して徹底的に調査するとともに、速やかな保護者説明・公表等を要望してきたところである。3月の予算特別委員会において、神戸市全区でガイドラインの策定を行い、安心で安全な給食を提供することに努めていただきたいと要望していたが、これまでどのような調査を行い、保護者や事業者に対して説明・公表を行ってきたのか?

また、どのようなガイドラインを策定されたのか。具体的に示していただきたい。

(再質問1)

森下前局長からは、外部の専門機関に依頼し、抜き打ちの食材検査を行うとのことでしたが、これは行われているでしょうか。

3.学童保育の環境・教育委員会との連携について

学童保育施設については、公設や民設を含め市内232施設あり全体で約1万5千人以上の児童が利用されていると聞いている。

学童保育施設は、校区の場所によって、また民設や公設によっても環境は当然異なる。

例えば施設の老朽化やセキュリティ面が低く誰でも入れるような施設もあると聞く。

ある一定の環境や設備が必要であり、そういった環境整備は進んでいるのか?

保護者への連絡機能を備えた「来退所 管理システム」を全施設への導入を令和4年度までに目指しているとのことだが、現状どのくらいの施設が導入されているのか?

そして、「来退所 管理システム」はどの様な機能を求めているのか、教えていただきたい。

【要望】

「ミマモルメ」が小学校で既に運用されている、便利な機能なので学童保育にも選択制で保護者への連絡ツールを導入していただきたいと思う。

(再質問1)

学童保育については、教育委員会との連携というのは非常に重要であるわけだが、この度のコロナ禍において、より一層必要性が求められていると感じている。

現在、どのように教育委員会と連携を行っているのか。

(再質問2)

陽性者が出た場合、濃厚接触者への調査が行われ、場合によって学校は臨時休校になる。

学校と合わせて、公設の学童施設も休館となる。

しかし、民設施設については、当局から閉所などを要請することになるとのことだが、当局が閉所を決める権限を持つべきではないと思うが、見解を伺う。

【要望】

これからインフルエンザの流行も来る。そういった状況をふまえ、コロナの陽性患者等が発生した際の対応に向けた、学童保育の民設・公設問わず、各施設向けのガイドラインを策定のほうを作成し、各施設へ周知していただきたいと思う。

また「来退所管理システム」の導入により、保護者への閉館することや感染の状況など連絡を行い、風評被害や正確な情報を発信していただきたいと思う。

【要望】

妊婦の方へのタクシー補助について

本年6月の補正予算において、コロナ禍において「妊婦へのタクシー利用料の助成」事業を開始している。

(タクシークーポン券1万円分(500円券×20枚))

妊娠された方おひとりにつき1冊配付している。

良い制度だと思うが、紙のクーポンではなくアプリ活用など、電子化による給付について今後、検討していただきたい。

そして、現在は兵庫県タクシー事業協同組合のタクシーしか利用できないが、今後は全てのタクシーで使えるようにしていただきたいと要望する。