神戸市会9月議会 本会議 第 67号議案に対しての質疑を行いました。

第 67号議案に対しての質疑を行いました。

(答弁に関して、後日御案内させていただきます。)

神 戸 市 自 転 車 等 の 放 置 の 防 止 及 び 自 転 車 駐 車 場 の 整 備 に 関 す る 条 例 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 の 件

第67号議案とは・・・

放置自転車の防止や自転車駐車場附置義務に関して、「自転車駐車場の整備に関する条例」を定めております。
近隣商業地域および商業地域において、自転車の利用が多い一定規模以上の小売店舗・銀行・遊技場の施設設置者に対し、条例により、自転車駐車場の設置を義務付けしています。
この条例を一部改正し、三宮駅周辺の「都心機能高度集積地区」において、自転車駐車場の附置義務を免除し、都市機能の集積を促進するのが目的です。
【三木質疑内容】①

住民の方々は、日々の買い物や移動手段として自転車を利用し、通勤など遠方からも自転車に乗って三宮へ来られる方々もおり、定期駐輪場を利用したい希望者も含め、駐輪需要が満たされておらず、多くの放置自転車があるのが現状である。

この度の附置義務の免除といった規制緩和を行う上で、それによって新たな問題が生じない様、同時に対応策を考える必要である。企業誘致やビル建て替えへの機運を高めるためと理由にあるが、自転車駐車場に関する現状の問題認識と自転車駐車場の附置義務を免除する目的とは?

【三木質疑内容】②

放置自転車対策の強化を目的としては、令和2年9月1日から、撤去保管料を自転車2,000円から2,500円に、原付4,000円から5,000円に改定され、撤去費用を値上し放置自転車対策はしているが、その反面、自転車放置禁止区域外に広がって自転車が放置される。駐輪場の附置義務を免除するのならば、三宮駅周辺をエリア分けし、駐輪場の利用率や放置台数の調査を行った上で行政によって自転車駐車場の整備を行い、必要台数を新設により確保しなければならないと思うが見解は?

【三木質疑内容】③

駐輪場は立地条件が良くないと利用されないわけだが、三宮駅周辺は用地が限られている。東神奈川や前橋や京都、近場では西宮北口の「サイクルツリー」などで採用されている「限られた土地を活用できる地上や地下の機械式」いわゆる機械式のタワー型の駐輪場も検討していただきたい。また、地上平面式の駐輪場での盗難の心配もあるためカメラの設置などセキュリティーの強化もしなければならない。今後、限られた整備用地の有効活用とセキュリティーの強化の両面から、どの様に駐輪場を整備していくのか?

【三木 要望】

市民や区民の方々には計画案を今後、示していただく必要がある。区役所とも連携を取っていただき、整備内容やスケジュールの案内をしていただきたい。現在ある附置義務駐輪場に関しては、利便性が悪く全く使われていないものもある。条例改正後3年を目途として必要な措置を定める予定であるとのことですが、やはり3年という時間は長すぎる。

平成27年以前に設置された附置義務駐輪場の活用や対応についても今後の大きな課題である。事業管理者とも意見交換を行っていただきたい。神戸市としてこの様な状況を放置するのではなく、行政として何らかの対策を早急に講じていただきたい。

是非、自転車の利点を考えていただき、自転車駐輪場・シェアサイクルの拡充・自転車専用道路など、安全・安心の自転車利用環境を神戸市として進めていただきたい。